なぜボロボロの空き家が残り続けるのか?
先日、SNSを見ていると、
「空き家が増えている原因のひとつは固定資産税にある」
という投稿が流れてきました。
「解体すると固定資産税が上がるから、空き家をそのままにしている人が多い」
という内容です。
言われてみれば、近所や移動中に見かける空き家の中には、
「もう誰も住んでいないよね?」
と思うような建物も少なくありません。
瓦が落ちていたり、庭木が伸び放題だったり、今にも倒れそうに見える建物もあります。
「危ないから早く解体すればいいのに」
そう思ったことがある方もいるのではないでしょうか。
実は、こうした空き家が残り続ける背景には『固定資産税』が関係している場合があります。
空き家なのに解体しない理由
解体工事のお問い合わせをいただくと、
「解体したいけど、固定資産税が上がるって聞いて…」
というお話をいただくことがあります。
住宅が建っている土地には「住宅用地の特例」という制度があり、土地の固定資産税が軽減されています。
そのため、建物を解体して更地にすると、この特例が適用されなくなり、土地の固定資産税が上がる場合があります。
これが、
「空き家を壊したいけれど、税金が心配でそのままにしている」
という状況につながっているのです。
実際によく聞くお悩み
現地調査に伺うと、
「親から相続した家だけど誰も住まない」
「管理が大変だから解体したい」
「でも固定資産税が上がると聞いて決断できない」
というご相談をいただくことがあります。
確かに解体には費用もかかりますし、その後の固定資産税も気になるところです。
そのため、
「とりあえず今はそのままで…」
となってしまうケースも少なくありません。
だからといって放置しても大丈夫?
以前は、
「家さえ建っていれば税金が安い」
という考え方もありました。
しかし近年は空き家対策が強化されています。
管理が不十分で倒壊の危険がある建物や、周辺環境に悪影響を及ぼす空き家については、「管理不全空家」や「特定空家」と判断される場合があります。
その場合、住宅用地の特例が適用されなくなり、固定資産税の負担が増える可能性があります。
つまり、
「税金が上がるのが嫌だから放置する」
という考え方が、必ずしも得とは言えなくなってきているのです。
空き家を持ち続けるコスト
空き家は所有しているだけでも様々な負担が発生します。
- 固定資産税
- 草刈りや庭木の管理
- 建物の修繕費
- 防犯対策
- 近隣への配慮
さらに、
- 台風で瓦が飛ぶ
- 雨漏りが進行する
- 外壁が落下する
- 雑草や害虫が発生する
といったリスクもあります。
特に近年は大型台風や集中豪雨も増えており、老朽化した建物ほど被害を受けやすくなっています。
解体するべき?残すべき?
もちろん、すべての空き家を解体するべきというわけではありません。
- 将来的に住む予定がある
- 売却を考えている
- 賃貸として活用できる
- リフォームで再利用できる
など、建物の状態や今後の計画によって選択肢は変わります。
大切なのは、
「とりあえず放置する」
のではなく、
建物の状態や維持費、今後の活用方法を踏まえて判断することです。
空き家問題は他人事ではありません
少子高齢化や相続の増加により、空き家は年々増えています。
今はご両親がお住まいの実家も、将来的には自分が管理する立場になるかもしれません。
建物は人が住まなくなると、想像以上のスピードで傷んでいきます。
「まだ大丈夫」
と思っていても、数年後には修繕も活用も難しくなってしまうことがあります。
もし空き家の管理や今後の活用についてお悩みでしたら、早めに専門家へ相談することをおすすめします。
そして解体を検討される際は、固定資産税だけでなく、維持管理にかかる費用やリスクも含めて考えてみてください。
空き家の解体は、単に建物を壊すためだけではありません。
土地や建物のこれからを考える、大切な第一歩でもあるのです。
まずはお気軽にご相談ください😊
状況に合ったアドバイスや見積もりをご提案いたします。
今回は、 【なぜボロボロの空き家が残り続けるのか?】 についてご説明いたしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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