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🏠 耐震基準と増築の考え方

2025.09.20(Sat) 解体の知識

1. 旧耐震基準の建物

1981年(昭和56年)以前に建てられた建物は「旧耐震基準」に基づいています。

この基準では、震度5程度に耐えられることを想定しており、現在の震度6強~7にも対応する新耐震基準と比べると耐震性は不足しています。


2. 増築をした場合の耐震レベル

  • 基本ルール

    増築部分は「工事時点の建築基準法(新耐震基準)」に適合する必要があります。

  • よって…

    • 増築部分だけは新耐震基準に沿って設計される

    • しかし、既存部分は旧耐震基準のままで残ります

👉 つまり、建物全体としてみると「耐震性は旧耐震の弱点を抱えたまま」となります。


3. 既存部分と増築部分の接合

さらに注意点として、

  • 新しい構造と古い構造の「接合部分」が弱点になりやすい

  • 地震の際、揺れ方の違いによって結合部から壊れやすいケースもある

というリスクがあります。


✅ どうすればいいか?

  1. 増築時に既存部分の耐震診断を受ける

  2. 必要に応じて耐震補強工事を同時に行う

  3. 補強をすれば、建物全体の耐震性を新基準に近づけることが可能


💡 まとめ

  • 増築部分は「新耐震基準」で造られる

  • 既存部分はそのままなので「旧耐震基準のまま」

  • 結果として、建物全体の耐震レベルは旧耐震の弱さを残す

  • 本当に安全性を高めるには、耐震補強+増築が理想

まずはお気軽にご相談ください😊


状況に合ったアドバイスや見積もりをご提案いたします。

今回は、「 耐震基準と増築の考え方   」についてご説明いたしました。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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