Blog現場ブログ

共有名義の建物を解体するときのポイント

2025.12.21(Sun) 解体の知識

🏡 共有名義の建物を解体するときのポイント

— 手順・注意点をわかりやすく解説します —

相続した実家、親族みんなで所有している家、兄弟で持っている空き家など…。

「共有名義の建物」を解体したいというご相談は年々増えています。

ところが共有名義の場合、

“自分の判断だけでは進められない”

という点が最大のハードル。

今回は、共有名義の家を解体する際の手順や注意点を、できるだけシンプルにまとめました!


🔎 まず知っておきたい

「共有名義の家の解体は、全員の同意が必要」

建物は“共有物”になるため、

名義人全員の同意がなければ解体工事はできません。

土地と建物の名義人が違うケースも多いので、

まずは 誰が何%ずつ所有しているのか を確認するところからスタートします。


📝 共有名義の家を解体する【基本の手順】


① 現在の所有関係を確認

  • 法務局の**登記事項証明書(登記簿)**で名義を確認

  • 持ち分(2分の1、3分の1、10分の1…など)も要チェック

  • 土地の名義と一致するかも重要ポイント


② 名義人全員の意向を確認

「解体したい」「売りたい」「残しておきたい」など、

考えがバラバラなことは珍しくありません。

まずは共有者同士で話し合い、全員が納得できる方向性を決めていきます。


③ 共有者全員の同意を取る

口頭だけの合意だと後でトラブルになりやすいので、

できれば 同意書(署名・押印) を用意することをおすすめします。

ポイントは…

  • 解体する理由

  • 工事期間

  • 費用の負担割合

  • 解体後の土地の使い方

などを明確に記載しておくこと。


④ 工事費用の負担割合を決める

一般的には 持ち分割合 に応じて負担しますが、

相続事情や生活状況によって「話し合いで決める」ことも多いです。

  • Aさん(1/2)→費用の50%

  • Bさん(1/4)→25%

  • Cさん(1/4)→25%

後の揉め事を防ぐためにも、

費用の分担は必ず文書に残しましょう。


⑤ 工事内容の説明と見積書を共有する

解体工事では、「工事範囲」「付帯工事」「産廃処理費」などが発生します。

共有名義では特に、

「解体後に土地をどう使うか」が人によって違うため、

見積書と工事内容は共有者全員に説明しておくと安心です。


⑥ 解体工事の契約

契約書には名義人代表者1名が署名する方法が多いですが、

共有者全員が署名しても問題ありません。


⑦ 解体工事の実施 → 完了報告

写真台帳やマニフェスト(産廃の証明書)などをまとめ、共有者全員に報告します。


⚠ 共有名義の解体でトラブルになりやすい点と対策


⚠「一人だけ反対していて進まない」

→ まずは丁寧な事情説明が第一。

→ どうしても合意できない場合は“共有物分割請求”という法的手続きもあります(最終手段)。


⚠ 費用負担で揉める

→ 持ち分割合を基本にしつつ、書面で明確化するのが一番。

→ 業者から複数の見積を取り、透明性を確保。


⚠ 遠方在住の共有者と連絡が取れない

→ 郵送やオンラインでの同意書対応など、連絡方法を工夫。

→ それでも難しい場合は専門家(司法書士・弁護士)へ。


⚠ 解体後の土地の使い方で意見が合わない

→ 売却・貸す・相続で引き継ぐなど、最初の段階で方向性を共有しておくことが大切。


🌿 共有名義の家は「話し合い」と「見える化」が成功のカギ

共有名義の建物は、ひとりの判断で進められないぶん、

話し合いの段階が一番重要です。

  • 誰がどれだけ所有しているか

  • 何のために解体するのか

  • 費用はどう負担するのか

  • 解体後の土地をどうするのか

ここをしっかり整理しておけば、解体工事はスムーズに進みます。

まずはお気軽にご相談ください😊

状況に合ったアドバイスや見積もりをご提案いたします。

今回は、 【 共有名義の建物を解体するときのポイント 】  についてご説明いたしました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

静岡県東部エリア、三島市・沼津市での家屋解体、内装解体、外構解体、
アスベスト除去など、幅広い解体工事は『ミライ解体』にお任せください。

無料お見積もり実施中!

清水町、長泉町、裾野市、函南町、富士市など近隣エリアも対応します。

解体工事に関するご相談、お見積もりは『ミライ解体』までお気軽にお問い合わせください。

地域密着で安心価格、迅速対応を心がけております。

スタッフ一同、心よりお待ちしております。