Blog現場ブログ

【要チェック】「二項道路」とは?土地購入前に知っておくべき基礎知識

2025.08.05(Tue) 解体の知識

不動産の購入や建築の際に、「この土地は二項道路に接しています」と
説明を受けて戸惑ったことはありませんか?

聞き慣れない用語ですが、建築計画や土地活用に大きな影響がある重要ワードです。

この記事では、「二項道路」の意味やポイントを初心者にもわかりやすく解説します!


🔸そもそも「二項道路」とは?

二項道路(にこうどうろ)=建築基準法第42条第2項に定められた道路

✔ 一般的には「幅員4m未満の古い道」で、

✔ 建築基準法上では正式な道路ではないけれど、建築可能とみなされる道路のことです。

🏠 建築基準法では、建物を建てるには「幅4m以上の道路」に2m以上接していることが原則。

しかし、昭和25年以前にあった狭い道路の多くはこの条件を満たしていません。

そこで、以下のような道を「みなし道路(二項道路)」として扱うことで、一定の条件下での建築を認めているのです。


🔹どんな道路が「二項道路」になるの?

✔ 昭和25年11月23日以前からあった

✔ 幅員が4m未満

✔ 現在も継続して通行に使われている

✔ 市区町村が「建築基準法上の道路」として指定している

👉 このような道路が、**法第42条第2項=「二項道路」**と呼ばれます。


🔸二項道路に面した土地の注意点

原則として、道路の中心線から2m下がって建物を建てなければならない

これは、将来的に道路を4mに広げるための措置で、

セットバック(後退)義務が発生します。


🔹二項道路×セットバックのイメージ図(文章バージョン)

[既存の狭い道路(3m)]
   |     |
┌─┐     ┌─┐
|建|←0.5m→|建|
|物|     |物|
└─┘     └─┘

▶ 幅3mの道路を4mに拡幅するには、両側の土地がそれぞれ0.5mずつ後退する必要があります。

 つまり、自分の土地の一部が建築できなくなるということです。


✅二項道路に接する土地を買う前のチェックリスト

セットバックの有無と距離を確認

道路中心線と敷地境界線の位置関係を確認

市町村の道路台帳や建築指導課に問い合わせる

将来的に寄付・提供が必要かもチェック(自治体によって異なる)


💡まとめ:「二項道路」は建てられるが“制限付き”

二項道路は、あくまで“みなし道路”です。

建築は可能でも、「セットバックによって使える土地が狭くなる」
「資産価値に影響する」など、事前に知っておくべきポイントが多くあります。

✨ 不動産購入時や建築計画の際は、その道路が「二項道路」かどうかを必ず確認しましょう。

今回は、

【要チェック】「二項道路」とは?土地購入前に知っておくべき基礎知識

についてご説明いたしました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

静岡県東部エリア、三島市・沼津市での家屋解体、内装解体、外構解体、
アスベスト除去など、幅広い解体工事は『ミライ解体』にお任せください。

無料お見積もり実施中!

清水町、長泉町、裾野市、函南町、富士市など近隣エリアも対応します。

解体工事に関するご相談、お見積もりは『ミライ解体』までお気軽にお問い合わせください。

地域密着で安心価格、迅速対応を心がけております。

スタッフ一同、心よりお待ちしております。