「耐震性能の違い」とは?
目次
建物の種類による耐震性能の違いとは?構造別にわかりやすく解説!
地震大国・日本では、「建物の耐震性」は私たちの命や財産を守る上で非常に重要なポイントです。特に住宅やマンションなどの建物には、構造の違いによって耐震性能に大きな差が出ることをご存知でしょうか?
この記事では、建物の構造別に耐震性能の違いをわかりやすく解説します。ご自宅や物件購入・リフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
建物の構造形式と耐震性能の関係
建物の耐震性能は、主に以下の3つの要素によって左右されます:
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構造の種類(木造、鉄骨、RCなど)
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建築年(新耐震基準か旧基準か)
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施工の品質・設計の適切さ
ここでは、特に「構造の種類」に注目し、代表的な建物タイプごとに耐震性の特徴を見ていきましょう。
建物の種類別|耐震性能の特徴と傾向
🏠 木造住宅(在来工法)
日本の戸建住宅で最も多い構造です。柱と梁で骨組みを作る「軸組工法」で、建築時期によって耐震性に大きな差があります。
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旧耐震(1981年以前):耐力壁や金物が不十分なものが多く、地震で倒壊リスクが高い。
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新耐震(1981年以降)+2000年基準改正後:耐震性が大きく向上。
✅ 補強ポイント:耐力壁の増設、筋交い、金物補強などで改善可能。
🧱 木造住宅(ツーバイフォー工法)
「2×4(ツーバイフォー)」とも呼ばれる構造で、面で建物を支えるのが特徴です。揺れに強く、在来工法より耐震性が高い傾向にあります。
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面構造のため、力が分散されやすい。
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開口部(窓・ドア)が多すぎると耐震性が下がるケースも。
🏢 鉄筋コンクリート造(RC造)
マンションや公共施設に多く採用される構造で、コンクリートと鉄筋で柱や梁を作ります。
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**旧耐震のRC建物(1981年以前)**は、柱が細くて壊れやすい事例が多数。
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新耐震以降は、壁量・柱の強度が大幅に改善され、地震にも非常に強い。
✅ 築年数の確認が重要です。特に築40年以上のマンションは要注意。
🏙 鉄骨造(S造)
鋼材でフレームを構成する構造。軽量で強く、揺れに対しても柔軟に耐えることができます。
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ブレース(補強材)や制振装置の有無で耐震性が大きく変わる。
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高層ビルや工場に多く採用。
🏢 鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
RC造に鉄骨を加えた構造で、非常に高い耐震性と耐久性を誇ります。病院や大型マンション、公共施設に多く使われます。
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地震に強く、火災にも強い。
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建築コストが高め。
🏘 プレハブ住宅
工場で作った部材を現地で組み立てる工法で、品質が安定しており、軽量なため揺れに強いタイプが多いです。
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メーカーによって耐震性の差がある。
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軽量鉄骨系は特に地震に強い傾向。
🏚 古民家・伝統木造住宅
太い無垢材や土壁、瓦屋根などを使った伝統工法の住宅です。趣はありますが、地震への耐性は非常に低いのが現実です。
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構造が重く、柔軟性に乏しい。
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耐震補強が必須。
まとめ:耐震性の高い建物とは?
耐震性の高い順に並べると、以下のような傾向があります(あくまで一般的な傾向):
耐震性ランク | 建物の種類 |
---|---|
★★★★★ | SRC造、免震構造のRC・S造 |
★★★★ | 新耐震のRC造、鉄骨造、ツーバイフォー |
★★★ | プレハブ住宅(軽量鉄骨) |
★★ | 新耐震の木造在来工法 |
★ | 旧耐震の木造・RC造、古民家など |
ご自宅の耐震性、大丈夫ですか?
現在お住まいの建物が「旧耐震基準(1981年以前)」の場合、地震で倒壊のリスクが高い可能性があります。国や自治体では、耐震診断や耐震補強工事に対して補助金制度を用意しているところも多くあります。
💡 まずは「建築年」と「構造」を確認して、必要に応じて専門家に相談しましょう。
まずはお気軽にご相談ください😊
状況に合ったアドバイスや見積もりをご提案いたします。
今回は、「耐震性能の違い」とは?についてご説明いたしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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