Blog現場ブログ

騒音・振動を抑えて安全に解体!ハンドクラッシャー工法のすべて

2025.01.18(Sat) 解体の知識

三島市・沼津市にお住まいのみなさん、こんにちは!

建物解体工事専門店 ミライ解体です。

今回は、【騒音・振動を抑えて安全に解体!ハンドクラッシャー工法のすべて】についてご紹介します。

 

建物の解体工事は、周辺住民への騒音や振動が大きな問題となります。しかし、近年注目を集めている「ハンドクラッシャー工法」は、そうした課題を解決し、安全かつ静かに解体を行うことができる画期的な方法です。この記事では、ハンドクラッシャー工法の仕組み、メリット・デメリット、そして他の解体工法との比較など、詳しく解説していきます。

 

.ハンドクラッシャー工法とは?

ハンドクラッシャー工法は、コンクリート構造物を、まるでクワガタのハサミのように挟み込み、油圧の力で徐々に砕いていく解体工法です。重機による大規模な解体と異なり、手作業に近い繊細な作業が可能で、騒音や振動を大幅に抑えることができます。

 

.ハンドクラッシャーの仕組み

ハンドクラッシャーは、油圧ポンプ、シリンダー、アタッチメントという主な部品で構成されています。油圧ポンプが生成した高圧の油がシリンダーを押し出し、アタッチメントが開閉します。この開閉動作によって、コンクリートを挟み込み、徐々に砕いていきます。アタッチメントの種類も豊富で、砕く厚みや形状に合わせて最適なものを選ぶことができます。

 

.ハンドクラッシャー工法のメリット

  • 騒音・振動が小さい: 重機による解体と比較して、大幅に騒音・振動を抑えることができます。
  • 近隣への迷惑が少ない: 騒音や振動が少ないため、住宅街や病院など、静穏性が求められる場所での施工に適しています。
  • 環境への配慮: 粉塵の発生も少なく、環境への負荷を低減できます。
  • 狭い場所での作業が可能: 重機が入れないような狭い場所でも作業できます。
  • 部分的な解体: 壁の一部など、部分的な解体にも対応できます。

 

.ハンドクラッシャー工法のデメリット

  • 作業時間がかかる: 重機を使った解体に比べて、作業時間が長くなってしまう場合があります。
  • 適用範囲が限られる: 厚いコンクリートや鉄筋コンクリートの解体には不向きな場合があります。
  • 初期費用が高い: 機器の購入やレンタル費用がかかるため、初期費用が高くなる場合があります。

 

.ハンドクラッシャー工法の作業工程

1⃣ 準備: 作業範囲の確認、養生、安全確認を行います。

2⃣ 縁切り: 壊す部分と残す部分を明確にするため、ダイヤモンドカッターやウォールソーなどで切断します。

3⃣ 粉砕: ハンドクラッシャーのアタッチメントをコンクリートに当て、油圧で砕いていきます。

4⃣ 残材処理: 砕かれたコンクリート片を回収し、処分します。

 

.他の解体工法との比較

工法 特徴 メリット デメリット
ハンドクラッシャー工法 油圧でコンクリートを砕く 騒音・振動が少ない、環境に優しい、部分的な解体が可能 作業時間がかかる、適用範囲が限られる
重機による解体 重機を使って建物を解体する 作業効率が高い 騒音・振動が大きい、近隣への迷惑が大きい
ダイナマイトによる解体 爆薬を使って建物を解体する 短時間で広い範囲を解体できる 振動が大きい、周辺への影響が大きい

 

.まとめ

ハンドクラッシャー工法は、騒音や振動を最小限に抑え、周辺への影響を軽減したい場合に最適な解体工法です。特に、住宅街や病院など、静穏性が求められる場所での施工に適しています。ただし、作業時間やコストなどの面で、他の工法との比較検討が必要になります。

 

今回は、【騒音・振動を抑えて安全に解体!ハンドクラッシャー工法のすべて】についてご説明いたしました。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!

三島市・沼津市で解体工事に関するご相談やお見積もりをご希望の方は、ぜひ一度、

ミライ解体にお問い合わせください。

清水町・長泉町・裾野市・函南町・富士市など近隣にお住まいのお客様も、お気軽にお問い合わせください!