解体工事におけるアスベストの影響と対策①
三島市・沼津市にお住まいのみなさん、こんにちは!
建物解体工事専門店 ミライ解体です。
今回は、【解体工事におけるアスベストの影響と対策①】についてご紹介します。
目次
1.解体工事とアスベスト
アスベストとは?
アスベストという名前を、一度は耳にしたことがあるかと思います。新聞やニュースでも長年取り上げられており、現在でもアスベスト被害者が多く存在しています。
そもそもアスベストとは何かというと、石綿(いしわた)とも呼ばれ、高度経済成長期に広く利用されていた建材です。軽量で断熱性、耐火性、防音性に優れ、安価で非常に丈夫なため「奇跡の建材」として様々な建物に使われていました。
また、学校や工場、店舗といった人が集まる場所だけでなく、住宅にも少量ながら使用されていました。では、解体工事においてアスベストがどのような影響を与えるかを見ていきましょう。
2.アスベストが問題視される理由
アスベストの健康被害について
アスベストが含まれた建物の近くに住んでいるだけでは、大きな健康リスクはありません。しかし、解体工事中にアスベストが空中に飛散すると問題が発生します。ハンマーで叩いたり、カッターで切断することで、目に見えないほど細かいアスベストの繊維が飛び散り、人体に吸い込まれてしまいます。
一度吸い込んだアスベストは、肺に蓄積され、長期的には肺がんや中皮腫などの病気を引き起こす可能性があります。アスベストは、吸い込んでから発症まで15~40年の潜伏期間があるため、症状が現れる頃には高齢になっているケースも多く、注意が必要です。
アスベストのレベルについて
レベル1
作業の種類:吹き付け材の除去
発じん性:非常に高い
レベル2
作業の種類:保温材、断熱材、耐火被覆材の除去
発じん性:高い
レベル3
作業の種類:スレート、サイディング、タイルなどの除去
発じん性:比較的低い
アスベストの建材使用について
昭和以前の住宅で、アスベストが全く使用されていない建物はほとんどありません。外壁のサイディングや屋根のスレート、内装の石膏ボードなど、様々な箇所にアスベストが含まれています。これらはレベル3に該当し、処理費用は10万~20万円程度かかることが一般的です。
鉄骨造建物におけるアスベスト
3階建て以上の鉄骨造の建物では、耐火性能を高めるためにアスベストが吹き付けられている可能性があります。この場合、レベル1~2の作業が必要となり、追加の解体費用として100万~200万円以上がかかることもあります。
設計図書でアスベストの量を確認
事前に正確なアスベストの処理費用を知りたい場合、設計図書を確認することが有効です。しかし、設計図書が所有者に引き継がれていないこともあるため、専門業者にアスベスト調査を依頼することも一つの方法です。
3.まとめ
今回は、【解体工事におけるアスベストの影響と対策①】についてご説明いたしました。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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